『旭山動物園物語―ペンギンが空をとぶ』を嫁と見てた _

そのときの感想を2009/03/14にメモ帳に沈めてたのでpost。

とりあえず3点を感じた。

「真っ当に育たない人間が居る」って事と「真っ当に育ってこないままに、どこかにたどり着く」と言うこと、そして「辣腕の経営者はたどり着いた誰かのための居場所を見出せる英知がある」と言うこと。何よりも印象に残ったのは「応援してくれた市長の落選を、チャンスだと見た」その辣腕さ。ありえねー。踏み台にしてプレゼン素材のために全国行脚かよ、ひでぇ、やるなぁ、笑い。という。

もっとも、人間それぞれは手段ではなく、人間自体が目的なんだけど、労働者としての居場所を確保する、ってか食わしていくには彼のような聡明な人材がいないと始まらんわけで。お飯・金・人・暮らし・社会を維持するには聡明さをはぐくんでいかなければいけないよ、「富の創りかた」だよ、お前らポール・グレアムのエッセイ読んだか?とにかく経営者はがんばれよ、あんたらの仕事は寄ってきた人に居場所を与えるんだよ、富を創ることをシェアするんだよ、いじめはゼロサムゲームだ、ゼロサムに抗うことこそが人間なんだから、創るひとであろう、そういう映画なんじゃないかな。

  • 『最終批評神話』の人からのご批判 - インタラクティヴ読書ノート別館の別館

    「正義の味方には倒すべき悪が必要だ」「誰かを利するには誰かを犠牲にせねばならない」等々。そうではなく、極力ゼロサム的な状況を作らないようにすることこそがずっと重要である。しかしそのことは作中でついには語られない。ただわずかな予感のみがある――士郎が料理上手であること。そして魔術においても「創る人」であること。

    • B:id:rgfx>なにであれ、「創る人」は、ゼロサムを避ける、ゼロサムに抗いうるということ。ただわずかな予感のみがある、ってのはいいなぁ。そして、命あればこそ。

そういった感想を書いている人が居なくてね、となるとpostしたくなる。演出が的外れとか事実からアホ方向に捻じ曲げすぎとかとりあえず書いておくのは、映画ファンのお作法って奴なの?おれもメタ読みしすぎか。

関連Quote。

  • 旭山動物園物語 - Festina Lente(ゆっくりいそげ)

    これは動物園再生の映画だったか?何かが違う。問題的の作品であることには間違いない。 / ペンギンをとばすのは、ペンギンの素晴らしさを、野生動物の秘められた身体能力を誇示するためではない。狭い檻の中でさえ、必死に生きようとしている命をいとおしみ、人もまた見えぬ折の中で必死に生きようとしている、その命あるものの尊厳をお互いに認め合う為に、あるのではないのか。

そこに気づかせるのは難しそうだけど、気づきたいところです。

  • 僕のブログに80以上ものコメントを頂きありがとう! - 津川雅彦『遊び』ぶろぐ -サンタの隠れ家-

    エコ、エコと錦の御旗にしてマスコミは騒いでますが、エコの基本は人間力です。人間が原因の自然破壊なんですから。他人への思いやりが、今一番薄れている事が自然破壊の元凶じゃないでしょうか。

    #親を愛せない人、子供の面倒見ることを大切に思わない人に、自然の大事さも、ゴミの分別も、魂を抜かれた仏像です。一番大切な事はやりにくいからと、そっちに逃げ場をつくってしまうだけのような気がします。自然を大切にと、ゴミの分別は、もうやる人はとっくの昔にやってます。

    #『旭山動物園物語』は楽しい映画に作りましたが、人間は他の人間や動物の個性を育てる叡知がある事を感じられるように創りました。是非ご覧下さい。

サンキュー。多様な読み方がありそうな映画でした。よかった。

  • 【「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」】 - EIGABUFFの日記‐全部ネタバレ

    しかし本作では吉田の人嫌いは巧く表現されていないし、それほど突出した性格にも見えない。周りの人間の強烈な個性に埋没してしまったのだろうが、そのようにしか描けなかったところに、マキノ雅彦の人間理解の限界があるのだろう。だから、最後に滝沢が吉田の母からの手紙を読むシーンは、取って付けたような印象を与える。内向的で自閉的な吉田が、動物園勤務を通じて本当の大人に成長したという人間ドラマの要素は、殆ど描かれていないのだ。

まぁ母親に認められようがなかろうが人は成長すると思うんだ。心底どうでもいいシーンなのは同意だし、彼も受け取らなかったしね(´ー`)ただ、息子の成長を知って手紙を書かずに居られないのが母親なんだろうね。息子から見た母親はどこまでもめんどくさいもんなんだよ、そこはしょうがないよ、人によっては覚悟しなよと言う事かもね。

つか「本当」の大人ねぇ。「本当」のナニガシなんて言い出すと怖ーい定義ゲームが薮蛇ついでにゴング鳴らしちゃうよ。本当の大人なんてのは殺すな、盗むな、嘘をつくな.位でいいよ。それ守った上で富を創ること。難しいし、おれはそんなこと全然できてないけど、「園長ぉ、ワカサギ釣って来てくれやぁ」なんて言われたくないよね。おなかいっぱいたべれるのしあわせだお。

あのラストシーンは、動物園にとって、動物こそが富の原点であることへの賛意として、彼ら動物たち全員を描きたかったんじゃないかなぁ。人が富をマネタイズして持ってきてくれることに関しては延々と描いたんだもん。経営者は孤独なもんだし、動物園が栄えたって旭山にビルが建つわけでなし。浦の苫屋の秋の夕暮れでいいんじゃないかなぁ。



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